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「山芋」の知られざるパワーとは?

2016-07-15

昨日は激しい雨が降り、今日は気温も低めですが、体調は崩されてないでしょうか。
気候が不安定なこの梅雨の時期は、食欲が低下したり、消化の不調が多くみられます。そうなる前にしっかりと養生していきましょう♪

今回はお料理教室でよく使われるパワー食材「山芋」の働きについてご紹介します!

“とろろ”にして麦ごはんへかけて食べたりする「山芋」は、栄養学的には、消化を助ける効果を持つ唯一のお芋です。

薬膳的にも、山芋は、消化力が落ちてしまい気力がなくなった方や、下痢をしやすい方に対して、胃腸を丈夫にして元気をつける力がある、と言われています。

薬膳では、胃腸の機能をとても大切に考えています。

消化の力が弱いと、栄養分が体に運ばれず、疲れやすくなり、体のあちらこちらに不具合が発生する原因となるのです。

体に元気をつける力を持っていて、毎日少しずつ食べることによって体力が回復する食材が、山芋と言われています。

また、薬膳は中国医学をベースにしているのですが、その中の考え方に「男性は8の倍数、女性は7の倍数で体が衰える」というものがあります。

どこかのCMで聞かれたことがあるのではないでしょうか?

この考えになぞらえると、女性の成長のピークは28歳。このあとの35歳からは衰え始めると考えられています。

この衰え(つまり老化)を少しでも緩やかにする力がある食べ物が、「山芋」なのです。

山芋は、元気をつける力のほかに【体を潤す】力も持っています。他のイモ類にも元気をつける力はありますが、潤す力を持っているのは山芋だけ。

35歳を過ぎると、体を潤す力がどんどん減っていき、放っておくと体が乾燥し、嫌な熱感を感じるようになります。

暑くもないのに顔から汗が出る、顔や手足がほてる、なんだか気持ちがソワソワして落ち着かない……これは、現代でいう更年期の症状と一致します。

加齢を緩やかにするためにも、潤す力が下降する前の35歳から山芋をコツコツ食べることをオススメします!

種類がいくつかある山芋の中でも一番力が強いのは、「自然薯」と言われる粘りがとても強いもの。ですが、長芋でも効果は十分です。

欲張って一度に食べずに、毎日コツコツ食べて養生しましょう!

FOOD and LIFE 河井

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